年1ひとりヨーロッパ旅を目指しているわたしですが、2023年はドイツとオーストリアに行ってきました。
その際にウィーンで滞在したお宿が、とーーーっても良かったので自慢させてください!笑
旅先でのお宿、ホテルやアパート・ホステルやB&Bなど様々なタイプがあるものの、わたしは基本ホテルを選択しています。
たくさんの中からどちらに滞在するか毎度悩むものですが、わたしは先ずホテルグループを決めていて(マリオット)最初にそこからチェック → ココに泊まりたい!が見つかれば早々に決定。
で、マリオットグループでピンとくるホテルがなければ、LHWやSLH をチェック(渡航先によりマリオットと同時進行の場合もアリ)。ココでかなり誘惑があり(笑)泊まりたいホテルは見つかるのですが、そこはまあ予算と相談w
で、↑で決めかねたなら、お宿検索サイトのお世話になる…って感じです。
ただわたしの場合ウィーンで絞って言うと、リッツ・カールトンやホテルインペリアルといったお高級路線(笑)も経験済ではあるのですが、リピートしている都市だと他の魅力も追求したくなってくるものなのでしょうか…面白いお宿を求め、上記の手順を省きGoogle mapとお宿検索サイトとで調べていたところ発見したのが、今回ご紹介するアパートです。
2019年のウィーン旅計画の際にも心惹かれていたものの次のお楽しみということであたためておりまして(この年はリッツとブリストル泊)、実際その後予約したのですがコロナ禍による渡航キャンセルに伴いアパートもキャンセル、というのを数年続けてしまっていました…。
というのもありこの度ようやく!!という、訪れることが叶って本当に胸がいっぱいで。
ーとそんな夢にまで見たアパート、記事タイトルで既にネタばらししておりますが、先ずなんといってもお部屋からシュテファン大聖堂眺め放題♡というのが1番のポイント。
画像は2019年に撮ったもの。
シュテファン大聖堂前は広場になっていて、何もないときはホントただの空間ですが(人はたくさん!)、メリーゴーランドが設置されていたのを目撃したこともあるので、時期や催し次第で出店などもあるのかな。
そんなシュテファン大聖堂はウィーンのシンボルでもあり、観光で訪れたなら皆さん必ず目にする・訪問するのに加え、ウィーンの中心でもあって、つまり立地も抜群なんです。
mapを見まくっているわたしは、ウィーンの旧市街はまあまあ把握できていたと自負していたけれど、観光でちょろっと伺うのと拠点にするのとでは全然感想が違ってきますね。
ホント、どこ行くのにも(駅も近いし)お買い物するのにも快適すぎました♪
更に言うと、アパートということで受付稼働時間が限定されているのはマイナスポイントと思われるかもしれませんが、ちょこちょこ出入りする身ならば(わたし笑)気を遣うこともなくてストレスフリーかなあと思ったりもしましたよ。ちょっと変わった感想かもしれませんが(汗
ペンション・ザッハー・アパートメントとは
冒頭からかなり興奮してしまいましたが、今回滞在して大満足だったというそのお宿とは
Pension Sacher Apartments am Stephansplatz です。
名称長いですよね笑~わたしは勝手に略してザッハーアパートと呼ばせてもらっています。
公式サイトのトップページが↓の画なのですが、シュテファン大聖堂との位置関係おわかりいただけますでしょうか?
そんな立地抜群のザッハーアパートですが、『ザッハー』の部分にピンっとくる方も多いかも?
ウィーンといえば皆さんきっと観光処並みにスケジュールに組み込むであろう『ザッハトルテを食べる』。そのザッハトルテの元祖といえばホテル ザッハーですが、そのザッハーとたまたま名称がカブっちゃってるわけではないのです。
ザッハーアパート公式サイトによると、
ザッハートルテを考案したフランツ・ザッハーの曾孫にあたるカール・フェルディナンド・ザッハーは、妻のフランチェスカ・バーバラ・ザッハーと共に1964年、ウィーンにペンション・ザッハー・アム・シュテファンスプラッツを創業しました。
1986年にその娘のクラウディア・ラツェック・ザッハーが事業を受け継ぎ、さらに成功させました。
その後2012年に経営を息子たち、イニゴ・ラツェックとドミニコ・ザッハーに譲りました。現在ではカール・フェルディナンド・ザッハーとフランチェスカ・バーバラ・ザッハーの孫の世代がお客様の快適な滞在に努めています。
歴としたザッハーの家系が経営するアパートメントなんですね♪
ちなみにホテル・ザッハーは、フランツ・ザッハーの次男エドゥアルト・ザッハーが1876年に開業。
ザッハーアパートの身元(?)が判明したところでやっとアパートの詳細です。
ザッハーアパートは全8室。1960年代に建設されたビルの7階に位置しています。
ビルの集合玄関(オートロック)を入りエレベーター乗り場までに6段ほど階段があることが注意書きとしてちゃんと記載されていました。重い荷物で若干ビビッてましたが(笑)無問題でしたよ。
ビル入口。
バッチリ施錠されているので、チェックイン前にはインターホンでザッハーアパートをピンポーン(実際にはブブブーとかそういう音ですが)すれば開けていただけます。
エレベーターで7階に着くとザッハーアパート用のオートロック玄関があり、鍵入手後は宿泊者は渡されている鍵(お部屋の鍵は別途アリ)を使用し開錠しアパート内に入ります。
ーというふうにセキュリティ面も安心!
また、ホテルと異なることとしてスタッフの稼働時間がありますが、ザッハーアパートは受付対応時間は8時~13時のみとなっています。
チェックアウト 11時まで
ですが受付外の時間帯のチェックインも、都度ご対応いただけますのでご安心を☆
更に、受付対応時間外にも何かあった際には連絡の取れるようプリペイド携帯も用意されていますので(しかも日本語で対応いただけちゃいます!!)これまた安心。
わたしの滞在したお部屋
ザッハーアパートの全8室の内訳は
1LDK(小・37㎡) 1室
1LDK(大・58~60㎡) 3室
1LDK(小)の1部屋のみシュテファン大聖堂の眺めがないようです(↓の8号室がそう)。
わたしは図々しくもお部屋の希望を挙げさせてもらい(宿泊希望日の約10か月前)、その第3希望のワンルームのお部屋で3泊してきました。第1・2の希望は1LDK(大)にしていたのですが撃沈笑(わたしが1番に狙っていたのは3号室)。
ですが!!!ワンルームのお部屋も十分な広さがあり大大大満足☆
※2023年6月現在、予約は2泊~可能とのこと。1泊オンリーはダメなようです…。
今回のわたしのお部屋はワンルームの6号室(35㎡)。ピンクの内装が可愛くて、画像で拝見していた時よりもずっと気に入りました♪
そんなお部屋の希望などはメールでやり取りさせていただいていて、公式サイトを見ていただいたらおわかりいただけるのだけど、日本語対応アリなのもこちらのアパートの嬉しい点で、というのもオーナーの奥様は日本の方なんです。
ということもあり、チェックインで応対くださったオーナーも日本語交じりに会話してくださいましたよ。
とにかく、お部屋を見ていただきましょう~ワンルームの6号室です。
お部屋入口から見るとこう。
入ってすぐ左手はキッチン。余裕の広さ、そして用意されているものが圧倒的充実度。
いつか長期滞在の夢がこちらのアパートで叶えられたらいいなあと妄想が捗りました笑
中途半端にしか撮っていないのですが、自炊用として十分すぎるほどのキッチン用品のご用意がありましたよ。スポンジも新品。
洗剤(キッチン用・お洗濯用)もちゃんとアリ。
お花は造花ではありますが、画的にお花があるかないかで印象全然違いますものね。お花があったほうが良いと判断されての配置でしょうから、その配慮があるってだけでも好ポイント。
長期滞在できたなら、生花は自分で近所で購入し飾りたい♪
クローゼットもバッチリ。クローゼット内に姿見もアリ。
バスルームの写真がないのですが…シャワーと一体型ではありますがバスタブもありました!
ただ、アパートの唯一の欠点を挙げるならばシャワーの水圧でしょうか…弱く感じました。他のお部屋はどうかわからないけれど。
お宿の絶対条件として水圧!!って方も多いと思いますが、わたしも国内ならそうかもしれないけれど、なんていうんでしょう…それを補って余りある魅力を感じ、全然目を瞑れてしまったんですよねえ。
そして、アパートということでホテルほどアメニティは充実していないだろうなあと、バスアメニティ(シャンプーやコンディショナー、ボディミルクあたり。ミニボトルで)は持参しました。
他は特に不便ナシ!
6号室に用意されていたものは以下(お部屋によって若干異なります。洗濯機のないお部屋もひと部屋ある模様)。
- 完全装備のキッチン
- バスタブ・トイレ
- リネン類・タオル類
- ドライヤー・石鹸(小)・シャンプー(小)
- 洗濯機・物干しスタンド
- ツインベッド(ふたつのシングルベッドとしても使用可)
- プリペイド携帯電話
- 30インチ画面/衛星テレビ
- 無線LAN(無料)
- ミニエアコン
- フランス窓
- シュテファン大聖堂の眺め
洗濯機は乾燥機能はないようですが(と言われたと思う)、チェックイン後すぐに30分コースで洗濯し干して出かけ、3~4時間お茶して帰ってきたらもう乾いてました!
また、テーブル上には日本語で近隣スーパーの案内など、お役立ち情報も用意されていましたよ。
チェックイン時にもそう触れてくださったのだけど、気持ち悪いほど事前検索していたもので(笑)知ってる知ってる~ばりにちゃんと見ずに終えてしまいました…すみません。
そして、こちらはアパートですのでホテルのように毎日清掃は入りません。
が、お願いしておくと11時までという時間帯での対応ということですが、無料でお掃除していただけます。
タオルなども過剰な設置はされていないけど、お願いすればいただける・交換していただけますよ。
他に特筆すべきとして、またまたシュテファン大聖堂のお話に戻りますが、鐘の音ですよ鐘の音♪観光ついでにシュテファンを通りがかった際にたまたま鐘の音に遭遇できたら即座に録画始めちゃう、そんな方も多いはず(わたしですw
そんな鐘の音をお部屋にいながらにして堪能できるなんて、なんて贅沢なんでしょう~と思わずにはいられません。
6号室のお部屋からのシュテファン大聖堂はこんな感じ。
初日の夜はシュテファン広場のザワザワ音が割と聞こえてきて、「ああ、これは人によっては結構なマイナスポイントかもなあ。ブログにも書かなくちゃだなあ」なんて思ってたのですが、すみません!わたしの窓の閉め方が甘かったみたい。
翌日からは無問題でした。
が!最後の夜は金曜の夜。金曜の夜に羽目を外すのは万国共通なのですねー、この日は夜遅くまで結構賑わっていましたよ。
騒音とまではいかないので、これも感じ方は個人差あると思うけれど、一応記しておきますね(わたしは割と平気だった)。
シュテファン大聖堂ビューの他のホテルも考察
そんなふうに、ビューや立地が素晴らしいなら他のお宿でもよいのじゃない?という声も聞こえてきそうなので、ついでにちょっとご紹介。
【シュテファン大聖堂ビュー】を最重視するならば、ザッハーアパートよりも更にポイント高いのでは?と思われるのがこちら。ホテル アム シュテファンプラッツ です。
こちらはシュテファンのド真ん前に位置しているんですよね。
ですが、シュテファンビューとなるとお部屋カテゴリによるのと、こちらのホテルならテラス付きが良いなあと我儘言いたくなってしまいまして。となると公式予約のみで、しかも【返金不可】プランしかないみたいなんですよね…。
でもそんな我儘言わず、とにかくシュテファンビューなホテルがいいな♪って方には良いかも~なんて思います。
そしてもう1軒。こちらはずいぶん前からチェックしていたホテルです。
ちょうどシュテファン大聖堂を中心としたら、ザッハーアパートときっちり左右対称な立地にある DO&CO Hotel Viennaです。
DO&COはケータリング会社で、航空会社(オーストリア空港やターキッシュなどの機内食♡)や列車のケータリング等々で知られています。
そのホテル部門で、レストランも人気のようで気になっていました。
更に、以前マリオットと統合前のSPGの時代にはこちらのホテルも加盟していたんですよね…泊まっておけばよかったかな。
こちらのホテルの内装はとーっても好みなのでいつか伺いたいなあと思いつつ、でもこちらだとシュテファンビューのお部屋はかなり限定されとっても贅沢なステイになってしまうので…オットと伺えるよう老後の楽しみにしたいところ。Dome Suiteに泊まりたい♪
感想などまとめ~Mannerも目の前という、お買い物観点からもおススメ
ザッハーアパートはシュテファン大聖堂が目の前!と当記事中でさんざん触れてきましたが、実は実は更に至近距離な有名店のことも触れておかなければー。
シュテファン大聖堂も目の前ではあるけれど、物理的に正真正銘目の前にあるのが Mannerです。Mannerとは、ウィーン土産として人気のウエハースが看板商品のお店。お味も好き嫌いなく万人受けすると思うし、パッケージも可愛い。
スーパーでも買えるし、何なら駅のホームに自動販売機があるくらいでホントどこででも手に入りますが、スーパーとの価格差もないことが多いので(マンナーのショップのほうが安売りしていることさえある)、マンナーのショップでの購入がおすすめと言えるかも。
ウエハースなのでそこそこ重いので(いや、かなり?笑)大量買いするとなるとまさに目の前にアパートがあるなんて最高じゃないですか?
ちなみにMannerのロゴにはシュテファン大聖堂があしらわれているのだけど、シュテファン大聖堂を使用してよいとされている企業は、Manner唯一なのですって!
旧ブログでそんなマンナーにも触れていますので、よろしければご覧くださいませ。
初めて訪れる地や治安など若干不安要素のある地だと『絶対ホテル!!』ってなってしまうほうですが、こちらはわたしがウィーンをリピートしているってだけでなく、初めてのウィーン・初めてのアパートという方にも安心して滞在いただけるのではと思います。
昨年は、1泊だけですが別アパートに滞在し(昨年の記事はこちら)そちらもかなり快適でした♪ウィーンは治安も良いし、今まで滞在したどの宿泊施設も古く趣のある建物でもお手入れが行き届いていたし、残念お宿にはそうそうあたることはないだろうなあ~と勝手に思っています。
でも!せっかくなら素敵滞在したいですものね。
今回ご紹介したザッハーアパートはリピーター多いというのも納得の満足度☆エレベーター待ちでご一緒した方は「こちらに泊まると、もう他には泊まれないのよね~」とおっしゃてましたよ(お仕事でウィーンにはよくいらっしゃるらしく)。
その『他に泊まれない』というのは、快適度に加え価格面もかなり反映していると思います。そう!かなりの魅力価格なんですよね。経営心配になってくるほど(余計なお世話w)。
わたしは基本的には記事内で挙げたDO&CO Hotelのようなインテリアが好みなのですが、ザッハーアパートのようなその地に合ったお宿だとより旅情をかきたてられるなあといった感想です。
ザッハーアパート、実は来年も予約済なんです♪
次は1LDK(大)のお部屋が予約できたので、今回とは違うお部屋を楽しみたいと思います。
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